あなたは犬派? 猫派? どちらにも魅力

大切な家族であるペット。その代表格が犬と猫ですが、どちらが好きか、意見は分かれがちです。あなたは犬派? 猫派? 朝日新聞の読者の皆さんに尋ねると、それぞれの魅力を語る声が届きました。

犬はパートナー、猫は親友 どっちも派

奈良市南部の住宅街。下川やす子さん(57)の家を訪ねると、真っ黒い大型犬が、さかんに尻尾を振りながら駆け寄ってきた。

雄のラブラドルレトリバーで、名前はラブ(6)。「今の私にとって生きがいです」。下川さんはそう、ラブをやさしく見つめる。

ペットショップで、生後半年になっても売れ残っていた。ガリガリに痩せていたのを見捨てておけず、家に迎えた。誰からも愛されるように、ラブと名付けた。

夫が朝晩の散歩を担当し、餌は下川さんがあげるように。シャンプーは2人がかり。てんかんの持病があるため、季節の変わり目などは要注意。夫婦に子どもはなく「子どもに近い存在」になった。

昨年8月、2人と1匹の暮らしに突然終わりがきた。夫が肺炎のため、59歳で亡くなったのだ。ラブが、下川さんの寂しさに寄り添ってくれた。

「動物っていいですね。人の暮らしに、優しさを運んでくれる」

下川さんは、ラブの前に犬4匹、猫2匹を育ててきた。どの子も思い出深い。

子どものころ、最初に飼った雑種犬のチロは、弟が拾ってきた。散歩中に事故で亡くし、ひどく後悔した。結婚後に夫とケンカした時、気持ちが落ち着くまで、ずっと一緒に歩いてくれたのはパル。ミニコミ誌で飼い主募集のお知らせを見て、引き取った犬だった。